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鬼怒川・川治 体験ルポ

ふれあい公園完成、「かわじい」登場

公園の完成を祝う川治囃子
公園の完成を祝う川治囃子
 男鹿川と鬼怒川が交わり、山々に囲まれたのどかな光景が広がる湯の郷・川治。3月下旬、待望の「日光市川治ふれあい公園」が完成した。併せてマスコットとして益子焼の「かわじい」像が登場、穏やかな長老の風ぼうで人々を見守っている。
 野岩鉄道川治湯元駅で下車。駅前にお目見えした名誉駅長のタスキを掛けた「かわじい」の指先案内に従って、会津西街道沿いを900メートルほど歩くと公園に着いた。地域に伝わる道祖神をモチーフにした入り口の大きな石のモニュメントがひと際目立つ。

しっとりと、足湯の向こうは男鹿川
しっとりと、足湯の向こうは男鹿川
足をバタバタ、楽しそう
足をバタバタ、楽しそう


 駐車場を備えた1900平方メートルの広さにイベント広場や無料の足湯、休憩所がある。あずまや風とペア型の2つの足湯がしゃれている。男鹿川への緩やかな下り坂をうまく利用。足湯につかりながら川面を眺めるとシシオドシの竹の音が時折、聞こえてくる。温泉やぐら(高さ4メートル)からは時折、白い湯煙が吹き出し情緒を誘う。
 観光客の家族連れ、カップルは「癒される」「周囲の景色が素敵です」。近所の女性は「万病に効き、疲れがとれますよ」と自慢げに話す。


レトロ調「かわじいふるさとの駅」
レトロ調「かわじいふるさとの駅」
 休憩所と反対側の広場片隅に建つ木造2階建ての「かわじいふるさとの駅」に立ち寄り、差し出されたお茶を飲んでホッと一息ついた。昭和初期を思わせる建物は「かわじい」がすんでいるようで昔話の舞台にふさわしい。内部の家具類もレトロ調で落ち着いた雰囲気。特産品を展示・販売しているほか、エコツアー体験の案内もしており、立ち寄る人が多い。住民同士、時には観光客も加わって話が盛り上がり、人々の交流の輪が広がっている。
 広場に隣接する男鹿川沿いの遊歩道を散策。河原では太公望がのんびりと釣り糸を垂れている。ゆったりと時が流れているようだ。見回すと、ケヤキ、ヤマザクラ、カエデ類など山々の木々が芽吹き春到来を告げている。本格的な観光シーズンを迎え、ふれあい公園にかける住民の期待は大きい。  


2010年3月取材  ルポ担当:尚

 

 

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