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鬼怒川・川治 体験ルポ

渓谷に響く神輿の掛け声、歓声とどよめき
      〜第40回龍王祭、鬼怒川・川治地区で開催〜

第40回龍王祭、鬼怒川・川治地区で開催 第40回龍王祭、鬼怒川・川治地区で開催

 「セイヤ」「セイヤ」「ワッショイ」「ワッショイ」−。神輿(みこし)を担ぐ男と女の威勢のいい掛け声が栃木県・鬼怒川渓谷沿いの温泉街に響き渡り、中心部の「温泉十字路」で、万燈神輿(まんとうみこし)と姫万燈神輿、女樽神輿が合流、祭りは最高潮に達した。特設舞台からは龍王太鼓が響き、渓谷を望む夜空には大きな花火が打ち上げられた。浴衣姿の大勢の観光客と地域住民が一体となり、歓声とどよめきが上がった。
 第40回龍王祭、鬼怒川・川治地区で開催40回目となる龍王祭は7月下旬、前夜祭を含め3日間にわたり鬼怒川温泉地区と川治温泉地区でそれぞれ行われた。今年は若いカップルに加え、外国人の姿も目立つという。
 鬼怒川温泉の万燈神輿はけんらんで豪華、練り歩く勇姿は祭りのハイライト。主催した若手の「鬼祭会」によると、神輿の重さは600キログラムあり、男たちは週に2回のペースで練習してきた。その甲斐あってか、躍動感溢れる動きとリズム感のある掛け声で、見物客をすっかり魅了。こちらも、つい、気持ちが高ぶり、一緒に仲間に入りたい気分になったが、素人ではこううまくはいくまい。
 女樽神輿の速い動きには驚かされた。芸者さんと神輿好きの地元女性が一緒になって練り歩く光景は、昔見た美空ひばり主演の時代劇映画のワン・シーンを夢見ているようだ。威勢よさの中に、ほのかな色気が漂う。
 地域住民総がかりで取り組んだ「川治の祭り」は地域の特色を色濃く反映。お祭り会場では小学生によるおはやし、中学生の川治太鼓が響き、あちこちで顔なじみに手を振る姿が見られた。地元の「川治武連」による神輿は目抜き通りで観光客、住民から盛んに拍手を浴びていた。

 

2008年7月取材  ルポ担当:尚

 

 

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