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鬼怒川・川治 体験ルポ

魅力あるマチづくりを模索する 〜「藤原の明日を語る会」の筒井巌さん〜

〜「藤原の明日を語る会」の筒井巌さん〜 

 「鬼怒川渓谷の景観をもっと生かした、観光客に喜ばれる魅力あるマチづくりが必要」「河川の遊歩道整備やネットワーク化も大切な施策の一つ」「温泉街に駐車場が少ない。車から降りてマチを回遊してもらうためにも駐車場がほしい」
 語る会は鬼怒川温泉を抱える栃木県・旧藤原町の地元商店の2代目を中心に、約20人で構成。観光客を再び呼び戻そうとマチの活性化策を探り、話し合う。筒井さん(47歳)はメンバーの先頭に立ち、旅館、ホテルとの交流も積極的に進めている。
 旅館、ホテルはこれまで娯楽や飲食施設を整え、お客を館内に取り込む傾向が強く、結果的に周辺の街並みが疲弊していったとの指摘もある。
 新しい時代に対応した温泉街は−。「地域全体で観光客が遊んで楽しめる施設が少ない」「小ぢんまりと、しっとりとした特色ある旅館・ホテルを目指すべき」などの声も強い。これら意見を、住民や他の団体と協力し、どう行政に反映させるか。課題は多い。
 会は地道な活動にも取り組む。他の団体とともに鬼怒川温泉駅周辺の清掃活動や地元の祭りにも参加。中でも大きな成果を挙げているのが、鬼怒川にかかる「ふれあい橋」での「ビアガーデン」。日光商工会議所、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合の青年部と一緒に2005年から始め、観光客との触れ合いの場として夏の風物詩になった格好。今年も8月に開催を予定している。
 家業の婦人服販売のかたわら、鬼怒川・川治温泉観光協会理事、同協会事業部誘客・宣伝委員長も務めており、首都圏で新たなPR活動を推進したいと意欲的に話す。学生時代にサッカーで鍛えたがっちりした体つきが見るからに頼もしい。


2008年2月取材  ルポ担当:尚

 

 

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