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鬼怒川・川治 体験ルポ

人形にも魂と表情、子供の笑顔が印象的
         〜「日光人形の美術館」でおとぎの世界を見る〜

日光人形の美術館   日光人形の美術館

 一体一体に魂がありますよ−。「日光人形の美術館」(臼井静枝館長)の入り口で女性スタッフにそう言われ、ショーケースに入った人形を見て回った。なるほど、物憂げな表情や頬笑みかける人形など、表情があるようにも見える。「ヨーロッパの貴婦人」(洋人形)はじっとこっちを向いている。
 東武鬼怒川線・鬼怒川公園駅から徒歩2、3分。平成17年5月にオープンした「日光人形の美術館」を訪れた。「鬼怒川五橋めぐり」の一つ、鬼怒岩橋のたもとにあり、中世ヨーロッパの古城のようなたたずまい。
 日光人形の美術館3階建てで、広さは465平方メートル。中には、ひな人形やおかっぱ頭の市松人形が置かれている。そして現代の創作人形などが一堂に会し、時を超えてそれぞれの世界で、風俗・習慣を営みながら生活しているようだ。
 私は、和人形に親しみがわいてきた。「寒稽古」「泣かしちゃって」「狐の嫁入り」「竹とんぼ」―。タイトルの付いた人形を見て、日本の原風景への想いを膨らませた。子犬を懐に抱いた、男の子のあどけない笑顔が印象的だ。館内には童謡のメロディーが心地よく響き、おとぎ話の世界を演出している。
 旅館の女将さんも務める臼井さんは「子供のころよく遊んだ人形が大好きで、長い間集めてきました。旅館にも展示、喜ばれていますが、もっと多くの人に喜んでいただいたと思い人形のすめる美術館をつくりました」と話している。


日光人形の美術館  http://www.yumeji.co.jp/06.html


2008年1月取材  ルポ担当:尚

 

 

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