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日光江戸村を散策

日光江戸村を散策

 見どころいっぱいの鬼怒川温泉郷の中で、異彩を放っているのが、鬼怒川温泉駅から車で約10分の「日光江戸村」だ。「関所」をくぐり村内に足を踏み入れると、そこはもう江戸時代そのもの。
 深い緑の山懐に延びる江戸村には、当時を模した原寸大の木造建築物が立ち並ぶ。番屋、駕籠屋、旅籠屋、寺子屋をのぞきつつしばらく歩くと堀割に架かる両国橋だ。
 町中では捕り物や花魁道中に出くわしたりする。江戸装束で歩む二本差しの武士や大奥の局を前にすると、思わず道を空けなければと思ったりするところが面白い。観光客が「変身処」に立ち寄って、江戸の人間になりきっている。
 両国橋を越えると、北町奉行所、吉良上野介邸を経て小伝馬町牢屋敷に行き着く。時代考証に基づき、牢名主による囚人のいじめや拷問、お白州での吟味や獄門の模様を再現。ちょっと不気味だ。
 忍者劇場、伝統劇場両国座、ニャンまげ劇場のアトラクションも楽しい。
 たっぷり時間をかけて江戸村を周遊した後、茶屋で一服。堀割の流れと風に揺れる柳を見ながら、当時の方が豊かだったのだ、と思ったことだった。

2007年9月取材  ルポ担当:隆

 

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