交通事故弁護士ブログ@鬼怒川・川治温泉

鬼怒川の川治温泉で交通事故被害者のことを考え、人身事故、損害賠償、慰謝料、弁護士特約、後遺障害、過失割合など難しい法律問題に関して説明するブログです。

弁護士

通勤中の交通事故は労災になるのか

投稿日:2016年11月7日 更新日:

通勤するサラリーマン

通勤中に交通事故に遭ってしまった場合、それが労災として認定されるのかということは誰しも気になるポイントでしょう。
一般的に企業というのは労災認定を嫌がる傾向にありますから、場合によっては認めてもらえないのでは無いかと不安を感じる人が多いのも確かなことです。
ただ傾向からみると、通勤中の交通事故に関してはほぼ問題無く労災として認定されると言って良いでしょう。
そもそも企業が認定を嫌がるというのは、災害が企業の中で起きた場合のみです。
そういったことがあると「企業の安全管理に問題があったのでは」と疑われますが、通勤中に交通事故に遭ったということであれば企業の安全管理に疑惑の目が向けられることはありません。
そのためこういったケースであればほとんどの企業で認定がもらえると見て良いでしょう。
ただ認定がされるからと言って無条件で利用するべきなのかと言われるとそうではなく、こうした場合には自賠責保険と比較してどちらを使うか考えなくてはなりません。
というのも、自賠責保険と労災保険の二つはどちらも政府が支出する保険ですから、二つの保険を同時に使おうとすると二重請求になってしまうのです。
ではどちらを使うべきなのかと言われるとこれは答えるのが難しく、それぞれのケースによるとしか言いようがありません。
保険金として支払われる額についても状況に応じて違いがありますし、加害者との示談交渉の内容によっても適用するべきものが変わります。
一応こういったケースだと政府としては自賠責保険の適用を推奨していますが、これはあくまでも任意で決めて良いことですから、やはりその時々の状況を見て判断するべきでしょう。
とは言え何の知識も無い人だとこういったことを判断しろと言われても難しい部分はありますから、もし迷ってしまった場合には弁護士などに相談をすることをお勧めします。
よく弁護士と言うと裁判所で弁護人のために弁舌を振るう姿が想像されますが、交通事故も法律上のトラブルの一種です。
実際のところ、弁護士の中にはこういった保険に関連する依頼を得意としている人も多いですから、迷ってしまった場合にはまず弁護士に相談するべきだと覚えておきましょう。
ちなみに自分が加入している任意保険に弁護士特約がある場合は、その特約から弁護士費用を出してもらえるケースもあります。
弁護士特約は利用しても等級ダウンにはなりませんから、もし特約が付帯しているのであれば是非利用しましょう。

-弁護士

執筆者:

関連記事

事前認定と被害者請求と後遺障害認定

交通事故被害で怖い、後遺障害 高齢者ドライバーによる交通事故が多発し、改めて事故の恐ろしさを思い知らされます。生活インフラの一部として重要な自動車ですが、ひとたび事故ととなれば走る凶器となり死傷事故と …

Spine pain, man with backache and ache in the neck, black and white photo with red backbone

交通事故における症状固定とは何か

症状固定とは? 交通事故で被害を受けた人の中には、通院や入院を余儀なくされてしまう場合もあるでしょう。このような場合には、加害者側から治療費や入院費を請求できます。しかし、かなり高額になるため、通常は …

弁護士相談

交通事故に遭ったら、早めに弁護士に相談するのがよい

日本人の場合には、交通事故で被害に遭っても、すぐ弁護士に相談する人というのはそれほど多くはありません。多くの人は、加害者がきちんと謝罪や賠償を行わなかった場合や、保険会社と交渉をして、納得のいく慰謝料 …

no image

交通事故の交渉を加害者とする前に法テラスで相談

保険会社との交渉がこじれたら・・ 交通事故に遭ってしまった場合、加害者と交渉をしなければいけません。 交渉では、賠償金を決めたり示談にしたりとさまざまな内容を話し合いますが、法律の知識がない人にとって …

慰謝料計算

交通事故の慰謝料の計算をしておく

交通事故の慰謝料相場は? 交通事故で被害を受け、入院や通院などの人身事故に巻き込まれた場合には、まず弁護士に相談を行うべきなのですが、その前にどれぐらいの慰謝料を請求できるのかというのを調べておくとよ …